Interview
アプリでお客様とともに脱炭素
株式会社アスドリーム 代表取締役 大田勝彦氏

「Green Bizシステム」を導入いただいた企業様に、お話をうかがいました。
今回訪ねたのは、茨城県鹿嶋市と神栖(かみす)市を中心に、自動車販売・整備事業を営む株式会社アスドリーム様です。
同社はGreen Bizシステムおよびアプリを活用し、脱炭素社会の形成に貢献しながら、お客様との関係性を向上させています。
同社代表取締役の太田氏が、お客様からの反響や、コア事業にもたらしているメリットについて、忌憚なく語ってくださいました。
「このクルマ屋さん、おもしろいことやっているよね」と、
お友だちにも口コミで広がりやすい
まず、太田社長が1999年に事業を立ち上げた当時のお話をお聞かせください。
私は20代の頃、自動車ディーラーで営業職をやっていました。
30代を迎えて独立し、オートガレージオオタという商号で自動車販売の事業を興しました。
当時は自宅の前にあった車庫を使い、わずか5台の車を展示しただけの業容でした。
事業拡大の歩みを、ざっと振り返っていただけますか。
販売の事業が少しずつ軌道に乗り始めると、やがてお客様から、整備のご要望もいただくようになりました。
007年には本店をリニューアルし、認証サービス工場として再オープンしました。
その後も店舗網やサービス内容を拡大し、2019年に社名を今の商号に変更しています。
アスドリームという社名には、「明日の夢・幸福」と「アース(地球)・エコロジー」を重視する当社の想いを込めています。
アスドリーム様が、ディーアイシージャパンのGreen Bizシステムに関心を持たれたきっかけは?
私はこの会社を創業して以来、もっぱら自分たちの商売、つまり自動車販売と整備のビジネスを大きくすることに注力してきました。
幸いにしてお客様が増え、業容も拡大していたのですが、これだけ地域の人々から支持されているのだから、私たちも何か地域社会に貢献できないかと思い始めたんですね。
それに私たちの業界を冷静に見つめれば、商材がクルマですから、やはり地球の環境に負荷をかけていた面があります。
導入の決め手は、何だったのですか?
当社ではリピーターのお客様に、アナログ方式のスタンプカードを発行していたのですが、なかなか浸透せず、廃止を検討していました。ちょうどそのタイミングで、ディーアイシーさんからGreen Bizシステムを提案してもらったのです。スマートフォンのアプリでお客さんと密にコミュニケーションが取れますし、当社の商品・サービスをご利用いただくことで、お客様も地球の環境に貢献できるしくみが組み込まれている。まさに「これだ!」と確信しましたね。

実際に導入して、実感されていることは?
やはり、お客様と一緒になって脱炭素に貢献できるシステムとして非常にシンプルであり、スマートなしくみだというのを実感していますね。
たとえば環境意識の高い個人のお客様が、自宅の屋根に太陽光パネルを入れたいと思っても、かなり悩むと思うんです。
ところがGreen Bizシステムなら、アプリを使っていただくだけで脱炭素に貢献できるというのがすごいところですよ。
ポイントが貯まると同時に、CO?を減らせた量がスマホに表示されると、「このクルマ屋さん、おもしろいことやっているよね」と、お友だちにも口コミで広がりやすいはず。
「ここで車を整備してもらおうかな」という動機づけになり、新規のお客様を獲得できる手段としても有効だと思っています。
Green Bizシステムに関心を持たれた事業者様、導入を検討されている事業者様に、アドバイスできることはありますか?
じつは当社の場合、自社事業所の屋根などを活かして、関東近辺の10ヶ所以上で太陽光発電事業を展開しているのです。
現在の定格容量(発電能力)は、トータルで1メガワットほどに達しています。
自社で発電した電力が生み出している環境価値は、ディーアイシーさんと第三者認証機関を経て「グリーン電力証書」となり、これを当社が購入してグリーン電力証書として活用しているんです。
しかしGreen Bizシステムは、当社のような本格的な再生エネ事業を展開していない事業者様であっても、すぐに導入できる点が、とても魅力的だと思いますね。
余談ですが、Green Bizシステムのアプリに備わっている、SMS(スマホのショートメール機能)を活用したプッシュ通知機能を活用し始めたことで、ちょっとうれしい効果が得られています。
以前は、次回の点検の案内などを、電話やハガキでコストをかけて実施していたのですが、とくに電話によるアプローチは、年配のお客様からの評判が良くなかったのです。
電話が突然かかってきても対応しにくかったり、聞き取りづらいこともあったのかなと思います。
「点検」が「車検」と聞こえてしまい、「ついこの前にやったばかりだろう!」って、お叱りを受けたりもしました。
でも、アプリのプッシュ通知だと、都合の良い時にご自身のペースで、しっかり目を通してもらえますよね。
全てのお客様に、確実に案内できるようになった効果は、かなり大きいのです。
今後5年~10年を踏まえると、日本を含む世界の主要国が、温暖化ガスの排出量を実質ゼロにするという政策に沿って、EVやグリーン電力の普及が確実に進むでしょう。
この大きな社会の変化に、Green Bizシステムは見事にマッチングしています。
当社としても、カーボンニュートラルなどに関する最先端の動向にアンテナを張りながら、地域のお客様から「ここで整備をしてもらってよかった」と言ってもらえる存在を目指していきたいと考えています。


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- https://asdream.co.jp/sub100/sub100010
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